さよなら事典

演劇をつくること

□ やさしく、まじめに、たのしい演劇

やさしく、まじめに、たのしいえんげき


劇団のキャッチコピーに、「やさしく、まじめに、たのしい演劇」を掲げました。
このことについて説明します。

 

 

 

 

 

 

 

 

関わって良かったと思える場所をつくりたい


 私たちは、演劇に関わる全ての人が、関わって良かったと思える場所を作ることを目指しました。理由は、好きでやっている演劇なのに、たくさんの犠牲を払ったり、傷ついたりする人が中には、いるからです。そういう人が現れないようにすることができたらと思いました。
 演劇に関わる人とは、演劇を一緒に作る人、見に来ていただくお客様はもちろん、場所を提供していただける方、フライヤーチケットを印刷してくれる業者さん、フライヤーを置かせてもらってる方、応援してくれる方、同じ演劇をやっている方、数え上げればきりがないです。そういった私たちの演劇に少しでも関わっていただいた方に、関わって良かったと思ってもらえることがとても嬉しいのです。
 そのためにはどうしたらいいか。その方法をまとめたのが、「やさしく、まじめに、たのしく」です。



「やさしく」


 一つ目の「やさしく」ですが、他人に優しいことが大事だと思いました。お客様の中には、演劇を観ることにハードルがある人もいます。また、演劇にそこまで興味がない人もいます。観劇を押し付けず、観たいと思っていただける方に、少しでも観劇の壁を取り除くことができたらと思っています。そのためには、どういうことを壁だと思っているかを聞いたり想像したりする、優しさが大事だと思っています。
 旗揚げ公演の千秋楽には、「観劇マナーゆるめの回」という場を設けて、小さいお子さんや障害をお持ちの方など、どんな方でも演劇を楽しめるようにしました。また、一緒に演劇を作っていく仲間にも、無理せず楽しんで演劇を作ってもらえるように考えています。
 優しさが演劇を通じて広まっていくような空間を目指していきます。



「まじめに」


 二つ目の「まじめに」。やさしく、たのしく演劇をやるのはいいのですが、肝心の演劇そのものが面白くないといけません。お客様から貴重な時間とお金を頂いて観劇をしてもらうので、まじめに考えて、まじめに演劇を作る。そこは外せないことだと思っています。
 また、どんなにバカバカしく楽しい演目だったとしても、大まじめに考えないといけません。また、我々も成長していくために、どうしたらいいかを日々考えていく、まじめな姿勢というものも大事です。


「たのしい」


 三つ目の「たのしい」は、基本の基本です。たのしいから演劇をする。たのしいから演劇を観に行く。当たり前のようなことですが、つらくなるためにやっているわけではないということ。そのことは常に頭に入れておきたいことです。

 

 

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最後に


 私たちは、公演を催す以外にも演劇ワークショップや、演劇に関する活動をしていきたいと思っています。それらの活動でも、「やさしく、まじめに、たのしく」やっていきたいと思っています。また、今は募集はしていませんが、メンバーを探す指標にも使っていきたいと思っています。
 話が変わるようで変わりませんが、ジャイアント馬場さんが立ち上げた全日本プロレスという団体があります。そこが掲げているプロレスが「明るく、楽しく、そして激しく」で、それに倣った形です。今は知りませんが、昔好きだったころの彼らのプロレスを見てると、本当に明るく、楽しく、そして激しいプロレスでした。自分たちがやりたいことを、言葉にして掲げることは大事だなと思いました。
 私たちもこの言葉を掲げて、本当に「やさしく、まじめに、たのしい演劇」ができるように頑張っていきたいと思います。


 私たちの活動を見て、やさしくないなあ、まじめじゃないなあ、たのしくないなあ。と思いましたら、ご指摘いただきますと助かります。
 これからどうぞよろしくお願いいたします。(沼畑)